- リスニング力を高めたい
- 毎日英語を聞いているけど上達しない
- 洋画や海外ドラマを字幕なしで見たい
- ネイティブの英語を聞き取りたい
リスニングができると英語がもっと好きになるよね!
リスニング力を高めるには、英語を聞いて何をするのかが重要です。英語の音声を聞いているだけでは「長時間勉強しているのに全く上達しない」という状況になってしまいます。
私は偏差値39の高校から独学で英語を学び、英検準1級を取得しました。自分の経験から、英語を学び直す社会人が中級者になるための方法を伝えていきます。
この記事では、リスニング力が必ず高まる7つの方法をまとめて解説します。漠然と英語を聞いていた人に実践してほしい内容です。
この記事を参考にリスニング学習を継続すれば必ず結果が出ます。言葉は学習した分だけ実力が伸びていきますよ。毎日少しずつ紹介する方法のどれかを使ってリスニング学習をしましょう。
リスニング力が伸びる7つの学習方法
- 単語力強化の暗記
- 発音練習
- 精読
- 音読
- シャドウイング
- ディクテーション
- リピーティング
これらの方法です。具体的に見ていきましょう!
学習方法の前に、なぜ多くの人がリスニングを苦手としているか。その理由を知りたい人は「リスニングが苦手になる理由6選」の記事をご覧ください。
学習方法①:単語力強化の暗記
まず1つ目は単語力強化です。単語力を高めることで意味が分からない言葉が減り、リスニング力向上につながります。
単語の暗記が英語学習の基本だね!
リスニング力が上がらない原因に「話されている単語が分からない」ことがあります。話されている単語の意味を理解していないのに、スピードが速いからリスニングができていないと勘違いしている人は意外と多いです。
Could you lend me your scissors?
と聞かれたとします。lend や scissors の意味が分からなければ「ハサミを貸してください」と言われていることを理解できません。
問題なのは単語力で聞き取り能力ではないです。単語力を高めることでリスニング力が向上するのは間違いありません。
単語力を高めるためにはどうすればいいの?
単語力を高める学習法は何度も同じ単語に出会うことです。1つの単語に1分間使わず、短い時間でどんどん多くの単語と意味を確認していく方法がおすすめです。
具体的に単語帳を使用した学習法
- 1日に行う量を決める(100語から始めてみる)
- 英単語を読み、意味を確認する(10秒ほど)
- 100語まで通して読み、最初に戻る
- 2~3セット行う
とにかくテンポ良く進んでいきましょう。何度か続けることで覚えらえる単語が増えていきます。
学習方法②:発音練習
2つ目は発音です。発音を鍛えるメリットは
- 自分が発音できる音は聞き取ることができる
日本語にはない音や英語特有の音の変化がリスニングを難しくしています。詳しくは「日本人がリスニングが苦手な理由」をご覧ください。
発音を鍛えることで、英語の音に慣れていきリスニング力が向上します。
具体的な学習方法を教えてください!
具体的な発音の鍛え方は
- 発音に関する本を購入する
- YouTubeのフォニックス動画で発音練習する
- オンライン英会話でネイティブの講師と練習する
本での発音練習
書店で売っている発音の本を購入して練習する方法もあります。口の形を図解しているの見て、音声のマネをする昔からの発音練習方法です。
音だけ聞いて発音練習って難しくない?
その通りです。少し前ならCDが付いているだけでも発音練習になっていたと思います。
しかし、現代は無料で質の良い動画をYouTubeで見ることができます。
発音では口の動きも大切です。視覚的に理解できる動画の方が学習効率は高まります。
動画での発音練習
私のおすすめはYouTubeを使用した発音練習です。口の動きを見てマネができるので発音練習に最適です。
動画を見ながら実際に口に出してみましょう。まずはフォニックスで英語を話す口の形を覚えると発音がどんどん良くなってきますよ!
おすすめの動画は
こちらもおすすめです。Atsueigo さんは英語学習全般でおすすめできます。英語で話してくれることも多いのでリスニングの腕試しにも効果的な動画ですよ!
発音に困ったらまずは動画がおすすめ!
YouTubeは英語学習に積極的に使おう!
オンライン英会話でネイティブ講師から学ぶ
こちらはお金に余裕がある人向けの学習方法です。
オンライン英会話は数が多くて選べません…
私のおすすめはDMM英会話
独学では不安だ、誰かと学習した方が継続できる人におすすめです。
初めから対面は厳しいです…
対面で外国人とレッスンをすることが苦手な人もいますよね。
人とやりとりするのは不安がある。自分でじっくり取り組みたい人はYouTubeで学習しましょう!
発音の練習は声を録音しましょう。どんどん自分の発音が良くなることが実感できて、モチベーションを保つことができます。
DMM英会話
「【どこよりもおすすめ】DMM英会話は人も教材も豊富!オンライン英会話でリスニング力もぐんぐん伸びる」の記事を参考にしてください。
まとめ
- 自分が発音できる音は聞き取れるから発音練習がおすすめ
- まずはYouTubeの無料動画で練習開始
- 継続が大切!
- 声を録音して上達の確認をする
学習方法③:精読
精読って初めて聞いたよ。音読とは違うのかな?
精読は英文の文構造(主語や動詞、熟語など)や文法を細部まで考えながら読むことです。
早く読んだり、声に出したりする必要はありません。だいたいの意味を考えるのではなく1文1文の意味と構造をしっかり考える読み方です。
精読は分かったけど、リスニングと精読は関係がなさそうだけど…
精読のメリットは1文をしっかりと読み込むことで英文の理解が深まることにあります。
読んでも分からない文章は聞いても理解することができません。まずは読んで理解できる英文を増やし、スムーズに読めるようになると聞いても分かる英文が増えていきます。
精読のメリットはわかったよ!
どんな教材を使えば良いのかな?
精読に使う教材は本屋で販売している長文読解の問題集を使用しましょう。
購入時にチェックしてほしいポイントが2つあります。
- 解答に主語・動詞や熟語など本文の解説がある問題集
- 長文の訳が付いている問題集
購入前に解答をのぞき見して確認しましょう。問題集によっては本文の詳細な解説が付いていない物があります。
まずは標準レベルを見て、出だしが読める英文の問題集を購入すると良いですよ。
精読のまとめ
- 読めない英文は聞いても理解できない
- 精読をして英文の理解力を高める。
- 英文理解力が上がれば、聞いて理解できる文も増える
- 問題集は解答を見てから買う
学習方法④:音読
音読は多くの人が学校で行ったことがある学習方法ですね。
リスニング力を高めるための音読に必要なことは
- スムーズに読めるようになるまで何度も読む
- ネイティブが話す英語をそのままマネする
学校でやっていた音読の仕方はだめなのかな?
学校では周りに合わせてカタコトの英語で読んだり、スピードも合わせたりするのでおすすめできません。
実際に聞いているネイティブの英語の音をできるだけ再現できるように読むことが音読のコツです。
「自分が発音できる音は聞き取ることができる」ことを前提として音読も行っていきます。
実際に自分の持っている教材や無料のアプリの英文を音読してみてください。最初はつまづきます。読めない単語がありスムーズに読めないこともあります。
音読難しいな・・・
心が折れそうだよ。
それでも何度も何度も読んでください。
外国語を初めからスムーズに読める人はいません。何度もくり返し読むことで自分の頭に英文が蓄積されて英語に耳が慣れていきます。
例えば、幼稚園児は本を読むこともゆっくりで、聞き取れる速さも遅いです。しかし、小学生の高学年になると読むスピードも早くなり、早口でも聞き取れるようになります。
スムーズに読めるようになると英語の聞く力もだんだんと高まっていきます。
- 音読は英語学習の基礎基本
- 毎日行うことで英語の音に頭と耳が慣れてくる
- ネイティブのマネをして何度も読むことが大切
自分の好きな海外ドラマや映画のワンシーンを利用することも良い方法です。セリフのマネも音読と似ています。好きな俳優になりきって英語の発声をしてみてください。1か月で効果が実感できますよ!
学習法⑤:シャドウイング
シャドウ=影です。読まれた英文を影のように後から追って読む学習方法
話される英文を聞きながら、どんどん口に出していくので慣れないうちは難しく感じると思います。
シャドウイングを行う理由は
- 後追いをするために英語をしっかり聞くようになる
- 英語を聞く集中力がつく
- 英語のリズムがつかめる
- 音のつながりや弱く読む単語を体験的に学ぶことができる
シャドウイングには多くの効果があります。特に英語を意識的にしっかりと聞くことは学習効果を高めてくれます。
母国語であれば何となく聞いても話は理解でき、言われたことを相手に伝えることもできます。
しかし、外国語を学ぶときは何となく聞いてはいけません。
シャドウイングは英語の耳を鍛えてくれます。モデルの音声に置き去りにされないくらい何度もシャドウイングを行いましょう。
学習法⑥:ディクテーション
読まれる英文を書きとる学習法です。1文すべてを書きとる場合や部分的に空欄がある場合もあります。
ディクテーションを行うメリットは
- 音で理解できる範囲を単語から文へ高める
単語は聞き取れるけど、文の意味は理解できない人におすすめの学習法です。
聞き取れた英語が単語だけの理解か文で理解できているか一目瞭然です。
文で理解できている人は、聞き取れた内容を書けるんだね!
断片的に単語しか理解できていない人もディクテーションをすることで1度に聞き取れる量も増えていきます。
ディクテーションを行うにはどうすればいいんだ?
ディクテーションを行う方法は2つあります。
- 無料のサイトやアプリを利用する
- 本屋でディクテーション用の本を購入する
私のおすすめは無料で利用できるサイトとアプリです。
ディクテーションの詳しい学習内容は「【まるで魔法!】寝る前10分でリスニング力がどんどん伸びていく勉強法」をご覧ください。
アプリのおすすめ
おすすめのアプリは tedict です。
iphoneの方はこのリンクから
androidの方はこのリンクから
tedict ではネイティブのプレゼンテーションから問題を出してくれます。空欄を埋めていく学習法を採用しているアプリです。
ネイティブが話している英語なので難易度は高いです。
難しかったら続けられないよ!
難しい人のために、並び替えバージョンの問題もあります。並び替えならある程度聞き取れれば解答することができます。
すでに単語が出ているのでヒントになりますね。慣れる前は並び替えで学習しても良いと思います。
大切なことは継続して行うことです。
ウェブサイトのおすすめ
ウェブサイトのおすすめは2つあります。
1つ目は、海外のCMを使用したディクテーションができるサイトです。
私が使用していたのは「ナマ英語.com」です。CMが数多く用意されています。ディクテーション用の文も用意されているので使いやすいですよ。
動画を使った勉強の仕方は
- 字幕なしでくり返し聞く
- 聞き取れた音を英語かカタカナで書く
- 解答を使って確認する
- 自分で音読する
- 動画と一緒に読む
以上の5ステップです。
2つ目は映画好きの人におすすめのウェブサイトです。
「Trailer Subtitle」では問題形式にはなっていません。しかし、セリフはすべて書いてあるので全文聞き取りのディクテーションに適しています。
実写からアニメまでたくさんのジャンルがあるので飽きずに学習できますよ!
学習法⑦:リピーティング
最後はリピーティングです。他の学習法に比べて初めて聞く人が多いと思います。ですが、学習効果は抜群なので実践してください!
そもそも、リピーティングってどんな学習法なの?
意味の区切りや1文の英語を聞き、聞こえた英語をそのままくり返す学習法です。
シャドウイングは後を追いながら声に出します。一方でリピーティングは区切りまで聞いて、記憶している英文を声に出す方法を言います。
リピーティングを行う理由は
- 聞いた英語の内容を記憶する力を高める
リスニングで、聞いているときは内容を理解している人は多いです。しかし、音が止まった後に初めの内容を忘れていることはありませんか?
聞くことに集中して、英文を記憶する余裕がないことが原因です。
リピーティングでは、英文を記憶して声に出す練習をします。リスニング中の内容記憶力を鍛えていると考えてください。
簡単だと感じる人が多いと思います。まずは1度リピーティングをやってみてください。日本語でやると簡単ですが、英語でやると難しいです。
少し長い文になると難易度がすごく上がるね…
リスニング中に余裕を感じられるように、リピーティングをしっかりやりましょう!
おすすめの教材は音読パッケージです。
音読パッケージは1文ずつ区切られている音源があるのでリピーティングに最適です。
音読パッケージについて詳しい内容は「【手軽に効率よく!】みるみるリスニング力がアップする!音読パッケージを使った学習法」をご覧ください。
まとめ
この記事ではリスニングの学習方法について紹介してきました。
リスニング力が伸びる7つの学習方法は
- 単語力強化の暗記
- 発音練習
- 精読
- 音読
- シャドウイング
- ディクテーション
- リピーティング
全部で7つもあるので、まずは自分に合うやり方を見つけることが良いと思います。
詳しい学習のやり方は別の記事で紹介しています。
ディクテーションは動画を見ながら楽しく学習ができるのでおすすめです。気になった人は「【まるで魔法!】寝る前10分でリスニング力がどんどん伸びていく勉強法」の記事をご覧ください。
英語学習を始めて目標にどんどん近づいていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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