英語を頑張っている社会人の中には
- 仕事で英語を使うけどリスニングに自信がもてない
- 英語の聞き間違いをよくする
- 相手が言っていることを聞き取れないことがよくある
こんな悩みを抱えながら日々の英語学習をしていませんか。
リスニングが苦手だからといって、とにかく英語を聞くだけでは聞く力は向上しません。実はリスニングができない原因は発音です。
発音は話すための学習だと考えて取り組まないと「英語をたくさん聞いているけど聞く力が伸びない」ということもよくあります。
私は社会人になっても英語学習を続けることで2021年に英検準1級に合格することができました。合格できた要因はリスニングの点数がアップしたことです。発音トレーニングを始めたことで資格試験の得点アップにも効果的でした。
\この記事でわかること/
- 発音トレーニングが大事な理由
- リスニングに効果的な発音の知識
- 発音練習に役立つもの
この記事を参考にして発音について学べば自信をもって英語を聞き取ることができるようになってきます!
\この記事の結論/
発音できる音は聞き取れるようになる!ELSA SpeakやGoogleで発音をチェックしてネイティブの英語を聞き取れる力を身につけよう。
発音トレーニングでリスニングが得意に!
リスニングで発音トレーニングをする理由
リスニング能力を高めるために発音をする理由は「発音できる音は聞き取れる」からです。
英語と日本語は言語として似ているところが少ないです。
英語では
- 単語と単語がつながって発音され音が変化する
- 語尾が読まれずに脱落する
日本語ではあまりない音の変化が英語ではよくあります。
詳しくは【初心者必読!】リスニングが苦手になる理由6選とたった1つの解決法!をご覧ください。
音の変化を実際に発音できることで英語特有の音を徐々に聞き取れるようになっていきます。実際に発音を繰り返し行うと頭の中に英語が蓄積され、ネイティブの英語に対応できるようになりました。
英語と日本語は音の数がまったく違う!
日本人のリスニングに対する苦手意識は英語の音が聞き取れないことにあります。
ある程度英語の知識があっても、リスニングが難しい原因は音の数がまったく違うからです。英語では明確に違う音が日本語では同じように聞こえます。英語を「聞き取れない」「聞き間違える」のは音を区別できないことが原因です。
日本語と英語ってどのくらい音の数が違うの?
母音が日本語は5、英語は23ある
声が口を出るまでの間、その通路が舌やくちびる等で妨げられない時の音。標準的な現代日本語では、ア・イ・ウ・エ・オの五つ。
出典: Oxford Languagesの定義
母音を理解していないと英語では明確にわかれている音が日本語では同じように聞こえるため、聞き間違いが起きています。
日本人は無意識に23の音を「あ・い・う・え・お」に振り分けています。(母音の数は国や地域で数の変動があります。)
例えば「hat」と「hut」です。hatは「帽子」、hutは「小屋」という意味ですが、どちらもカタカナで表すと「ハット」になります。
ピザ屋のピザハットを帽子だと思っている人は多いのではないでしょうか。正しくはピザ小屋の方です。
ちなみに、車内用品などを売っているイエローハットは帽子です。実際にイエローハットの公式Twitterでも間違えていましたね。
カタカナ英語しか頭にないと相手の言っていることを聞き間違えてしまう危険性が出てきます。
発音を勉強しないと聞き間違いがたくさん起きちゃうね
子音の数は日本語が14、英語は24ある
日本語と英語には子音の数でも違いがあります。
舌や歯、唇などを使って出す音のこと。例えば、「ま」を発音するときは必ず唇を閉じて発音します。唇を閉じて出す「m」の音が子音です。日本語は「あ行」以外は子音と母音の組み合わせで音を出しています。
英語にも子音があり、その数は日本語よりも多いです。(子音の数は国や地域で数が変動します。)
子音が多い英語は日本語よりも複雑な音が出せることになります。
残念ながら、日本人は母音と同じく同じような音に聞こえてしまう組み合わせが多いです。
- 「r」と「l」
- 「s」と「θ」
このほかにも「ズ」に聞こえるものなどが日本人が聞き分けるのを苦手としている子音です。
子音の練習をして、英語の音をどんどん獲得していきましょう!
リスニングのために発音練習でやること
聞く力を高めるために発音練習が大事という話をしてきました。次からは私が英検準1級を取得するまでに行っていたことを紹介します。
\発音練習でやることは全部で5つ/
5つの段階を踏まえて発音力を高めていきましょう!
完璧なネイティブ発音を身につける必要はありません。ネイティブの発音をマネして練習することで音の聞き取りができるようになります。頭に入っている音は、自分が発音したことがある音です。
実際にペンギンがしている発音練習を紹介します
発音記号を音の手がかりにする
母音と子音で説明した発音記号ごとの口の形・舌の位置を覚えましょう。
発音記号は学校で詳しく教えてもらえないので知らない人も多いですよね。
発音記号は辞書で単語の横にあるアルファベットに似ている文字のこと
ネイティブの人が必ず発音記号をすべて知っているわけではありません。ネイティブの場合は意識しなくても英語の音を獲得しています。
しかし、日本人は意識しないとそれぞれの音を聞き分けることができません。音の聞き分けをするうえで、発音記号は外国語として英語を勉強する人にとって役に立つものです。
ちなみに日本語にも「動詞のて形」という専門用語があります。「見て」「話して」など「て」で終わる動詞の形です。日本人は意識しなくても使えますが、日本語を学ぶ人には理論で教えてもらえないとわかりません。ネイティブには意味の薄いものも外国語を学ぶ人には役に立つものもあるんですね。
発音記号を学べば、単語の音を区別できるようになります。あとは発音記号を基に発音練習をして聞き分けられるようになっていきましょう。
発音のチェックには「発音トレーニングにオススメのもの6つ」に出てくるアプリ「ELSA Speak」を使ってみてください。
音をじっくり聞く
発音記号を理解しても十分ではありません。実際の単語がどのような響き・長さ・アクセント・イントネーションなのかを聞いて確認しましょう。
発音記号は音の手がかりです。生の音声を聞いて、できるだけ音をマネすることが大事です。
イメージだけじゃなくて実際の音を確認しよう
英語には「あ・い・う・え・お」に似ている音が多いですが、1つひとつ違いがあります。無意識で聞くとどうしても同じ音として脳が処理します。音の違いを意識して違いを感じ取れるようにしましょう。
ミニマルペアで発音練習
発音練習って何から始めれば良いのかな?
どんな発音練習から始めて良いか迷う人にオススメの方法があります!
ミニマルペアでより音の違いを意識した発音練習をしていきましょう。
単語の1部分だけ音が違い、他はすべて同じ発音になるもの。
ミニマルペアの例1
単語 | 発音記号 | 意味 |
---|---|---|
hat | hæt | 帽子 |
hut | hʌt | 小屋 |
「hat」と「hut」の例では母音の違いを練習するミニマルペアになっています。
ミニマルペア例2
単語 | 発音記号 | 意味 |
---|---|---|
right | rάɪt | 右 |
light | lάɪt | 光 |
「right」と「light」の例では日本人が苦手にしているRとLの違いを練習できます。
ミニマルペア例3
単語 | 発音記号 | 意味 |
---|---|---|
sea | síː | 海 |
she | ʃíː | 彼女は |
例3は日本語だと「シー」に聞こえる音です。2つの違いを意識して学んだ人は少ないと思います。「sea」と「she」には「スィー」と「シー」ぐらい違いがあるので音を聞いてチャレンジしてみてください。
ミニマルペアは意外と多い!
初めての発音練習にピッタリだね
まずは単語の練習から行って、英語の音を出すことに慣れていきましょう。
実際にできているかアプリで確認する
発音練習を始めたら必ず自分の発音をチェックしましょう。
外国人の友達がいなくてもアプリでチェックできるよ!
\発音のチェックに使っているアプリは2つ/
- ELSA Speak
AIが発音のチェックをしてくれるアプリです。技術が発達したおかげで英語の発音も無料で確認できる世の中になってきました!
ELSAについては徹底解説した記事があります。
【AIで発音練習が格安に!】「ELSA Speak」の口コミ・メリットは?使い方まで徹底解説
興味が出てきた人は見てください!
ELSA Speakの発音チェック方法
Googleの発音チェック方法
単語から文章へレベルアップしていく
単語の発音練習に慣れてきたらステップアップです。次は文にチャレンジしていきましょう。
実際の会話は文で行います。単語のつながりで発音しづらい語も増えてくるのでどんどんチャレンジしていきましょう!
単語と文の発音練習を並行して行ってもオッケーです!
練習で用意する英文は今まで英語学習で使ってきたものを利用しましょう。中学・高校の教科書も使えます。
どんな教材を用意するか迷う人は発音チェックで使った「ELSA Speak」で文の発音チェックもできます!
自分の作成した単語帳を選んで学習スタート!
発音トレーニングにオススメのもの6つ
ここからは私が実際に使って役にたった発音力を高めるものを紹介していきます!私もこれらの物を使用して英検準1級のリスニング対策をして合格できました。また、英語力向上のために毎日使い続けているものもあります。
☆オススメのもの6つ☆
- ELSA Speak
- だいじろー(YouTuber)
- ニック式英会話(YouTuber)
- DMM英会話
- 超低速発音トレーニング
6つの中で1つでも使うと発音に良い影響が出るよ!
オススメのアプリ①:ELSA Speak
発音チェックをする方法でも紹介した「ELSA Speak」です。
ELSA Speakが役に立つ場面は
- 発音・イントネーションなど話すトレーニング全般
- 単語の発音チェック
- 文の発音チェック
私はELSA Speakの Pro会員になっていて、全ての機能を使用できます。実際に使用して感じたメリットがありました。
アプリを使用してすぐに発音のテストがありました。英文を読んで発音の正確さやイントネーションをレーダーチャートで表示してくれます。
そして、苦手な発音のドリルをAIが自動で作ってくれました!
診断のテストはなんと無料。1日5ドリルまでなら無料のアカウントで行うことができます。しかし、ドリルの範囲に制限があるので注意してください。
まずはお金をかけたくない人にオススメ!
オススメのアプリ②:Google
スマートフォンなどを持っている人はよく使用するGoogle検索のアプリです。
検索アプリで1番使われているGoogleだね!
今回は検索するときに「how to pronounce 〇〇(英単語)」と入れてみましょう。
すべての単語でできるわけではありませんが、Googleが発音のチェックをしてくれます。発音が上手くできないときはアドバイスもくれるのでゲーム感覚でチャレンジできるのがメリットです!
オススメの動画①:だいじろー(YouTube)
発音を勉強するには動画が最適です。口の動きが見えると発音の練習は劇的に効率が上がります!
外国人YouTuberにも発音を解説している人はいますが、始めは日本人の方を見て勉強すると取り組みやすいです。
\だいじろーさんをオススメする理由/
- 日本人で多くの国の発音を研究し、実践が動画で見られる。
- 日本人のカタカナ英語を直す動画が勉強になる。
- スピーチなどから発音の解説をしてくれる。
- コントの動画もあり楽しく見られる。
発音のことをおもしろく説明する動画・まじめに解説してくれる動画など飽きることなく動画を見ることができるのが本当に魅力的です。
日本人でも真剣に努力すれば発音を身につけることができるお手本でもあるので1度は見てください。
オススメの動画②:ニック式英会話
続いてはニック式英会話さんを紹介します。ニックさんは実際に英会話講師をしている方で、英会話の上達をテーマにした動画も多いです。
発音やリスニングには「映画で英語」の動画をオススメします。ネイティブが実際に話すときのポイントを整理して教えてくれます。
私はニック先生の後にリピートして発音力やリスニング力の向上しました。
ネイティブのマネするのにピッタリの動画だね!
オススメのオンライン英会話:DMM英会話
1人で発音練習ばかりしているのに飽きた人にはオンライン英会話がオススメ!
DMM英会話には発音指導ができる講師もいます!
英語を勉強するなら外国人に伝わることが1番大切です。
オンライン英会話最大手のDMM英会話なら安心してレッスンを受けることができます。講師数が多い・24時間受講可能なのでレッスンが受けられない心配もありません。
レッスンは予約制なので自分の都合に合わせたスケジュールが組み立てやすいのも魅力的ですね!
DMM英会話がオススメな人
- 対人で発音を学んでみたい人
- 発音とともに英会話も一緒に頑張りたい人
- 人とコミュニケーションをとるのが好きな人
オンライン英会話は自宅で手軽にできるのでオススメです。
DMM英会話については「【社会人の英語学習に!】オンライン英会話1位!DMM英会話の魅力を徹底調査」をご覧ください。
オススメの本:超低速発音トレーニング
発音の練習には動画が最適とお話ししましたが、本を使って図や字で確認したい人も多いですよね。
本には確認したいときにすぐページを開けば確認できるメリットもあります。
動画と本を学習に組み合わせれば、より効果的になること間違いなしです。実際に私は本で口の形・舌の位置を確認して発音の学習を始めました。
「超低速発音トレーニング」は図での解説はもちろん、超低速の音声もついているので音をより明確に理解できるのが魅力です。
学習は本の方が取り組みやすい人は「超低速発音トレーニング」で基礎を学び、「ELSA Speak」で発音チェックをすることがオススメ!
発音が絶対に上達しない方法
発音が絶対に上達しない方法は途中でやめることです。
発音学習は長い時間をかけて上達していくものだと考えてください。
英語をあきらめていく人のほとんどが短期間での成果を期待しすぎた人たちです。聞くだけで簡単・短期間でネイティブレベルのような甘い言葉に引っかからないでください。
1ヶ月や2ヶ月でネイティブのようになれるのはありえません。しかし、アプリなどを使用して時間をかけて発音トレーニングをすれば必ず上達します。
すぐに成果を期待しないのが大事!
すぐには上達しませんが「ELSA Speak」を使えば、日々の積み重ねが目に見えるので成長を実感できます!
成長の実感はモチベーション維持に良い影響を与えます。ぜひ、アプリを使用して発音トレーニングを始めてくださいね!
まとめ
この記事では発音を上達させるために行うこと・使用するものを紹介しました。
発音を上達させるためにする5つのことは
☆オススメのもの6つ☆
- ELSA Speak
- だいじろー(YouTuber)
- ニック式英会話(YouTuber)
- DMM英会話
- 超低速発音トレーニング
今回紹介した勉強法と6つのものを使用して発音力を高めていきましょう。
リスニング力アップに発音練習は必ず役に立ちます!ぜひ、行ってください。
発音を鍛えたら次は実践です。オンライン英会話で練習した発音をどんどん使っていきましょう。
忙しい社会人にはDMM英会話がオススメです。特徴をまとめた次の記事を参考にしてください。
「【社会人の英語学習に!】オンライン英会話1位!DMM英会話の魅力を徹底調査」
一緒にどんどん英語力を高めていきましょう!